”なんでわざわざ自分で注射打たないといけないの?””痛くないの?”
(薬じゃだめなの?)
その疑問にお答えします。
そのメリットについてご説明。
まずは薬と注射の違いから、、
飲み薬と注射はここが違う
注射を打つメリットは?
飲み薬は脳に働きかけるもの。
注射はダイレクトに効くものでより高い効果が期待できる。
たとえば卵胞を育てたいときに、、
飲み薬の場合 | 卵胞が育ってないと脳に思い込ませることで自力で出すFSH(卵胞刺激ホルモン)量を増やそうとする作用 |
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注射の場合 | FSHそのものを注射して直接的に卵巣に刺激を与える。ダイレクトな分、効果は高くお値段も薬より高い |
不妊治療で実際に使った自己注射
ゴナールエフ
排卵誘発剤の一種です。
一番お世話になっている。
【排卵誘発剤の2つの役割】
1つは排卵をサポートすること、もう1つは卵巣内の卵子の数を増やして育てること。より成熟した卵子を増やして妊娠の確率を上げるのにも使われます
FSHのかわりとなって働き、卵を増やし育てる目的で使われます。針が細く痛みはほとんど感じなかったです(刺すときに小さく”チクッ”と感じるくらい)
自分で注射液を調合する必要がなく手軽です。費用は1回分¥9,000.-くらいでした。
HMGフェリング
こちらも排卵誘発剤。注射液の調合が必要になります。費用はゴナールエフの1/3くらい。
針の太さは病院で看護師さんに打ってもらう注射針と同等に感じました(極細のゴナールよりは針が太い)
ガニレスト(GnRHアンタゴニスト製剤)
排卵の時期をコントロールするのが目的。
成熟した卵を排卵直前のタイミングで採卵するために打ちます。注射剤の調合は必要なし。
針の太さは病院で看護師さんに打ってもらう注射針と同等に感じました。
フェリングやガニレストの自己注射は痛いのか?
ゴナールエフよりも針が比較的太いフェリングやガニレストの自己注射は痛いのか?
注射針を刺すときの痛みを減らすことはできますよ
㊙針をお腹に沿わせるより、お腹と垂直で打つと痛みが少なかったです。
自己注射のメリット
通院日数を減らせること
なんと言ってもこれ。
仕事と不妊治療の同時進行はスケジュール調整が大変です。自己注射を用いることで”注射のためだけの通院”を省くことができます。これはかなり大きい。
あと遠くのクリニックに通院してる方にも助かるかと。時間の短縮、労力の軽減ができるメリットは大きいです。
費用に関しては、手軽で針が細く痛みが少ないものほど高価でした。
医療従事者でもないのに、注射剤を調合して自分に打つという経験もなかなかレア。