本当です。
妊活歴約10年のさけです
高額な医療費を支払っている妊活戦士にとって確定申告はマストですよね。だけど、、
『正直どれが対象でどれが対象外か分かりづらい!!』
これがストレスになってるのは私だけじゃないはず。
この記事では、どの費用が医療費控除の対象となるのか、また医療費控除を活用した方がいいメリットについてご紹介します。
条件についてご説明
2021年2月時点での情報です。
【条件】不妊治療で医療費控除を使うには?
世帯内で支払った1年間の医療費(不妊治療費含む)が対象となります。
医療費控除の条件はざっとこんな感じ↓
①対象期間:1月1日~12月31日
②医療費の合計10万円以上、もしくは総所得の5%かどちらか少ない方を超えた分が対象となる
③申告期間:還付申告は過去5年間さかのぼって申告可能
医療費控除をした方がいい3つのメリットとは?
✔還付金がもらえる
【対象】不妊治療費用どこまでが医療費控除できる?
医療費控除の対象となるかならないかのざっくりとした線引きはこのようになります。
対象内 | 病気の治療にかかった費用 (公共の交通費含む) |
---|---|
対象外 | 基本、健康維持&病気予防のためにかかった費用は対象外(医師の指示により購入したものは対象内となる場合があります) |
下記の費用は医療費控除の対象となります。
不妊治療にかかった治療費
不妊治療のために病院やクリニックに支払った薬代や治療費全般。
(保険適用/保険適用外どちらも対象です)
卵子凍結保管料も対象内です。
領収書が無い場合は?
不妊治療の通院にかかった交通費
不妊治療の通院にかかった公共交通機関の交通費は対象です。
OK | 【例】電車代 |
---|---|
NG | 【例】車のガソリン代や駐車場代 |
タクシーは公共交通機関ではないので基本NGですが、夜間で電車などが動いてない場合の緊急時、また電車の路線が少ない地域などはタクシーの費用も例外的に認められることがあるそうです。
遠方のクリニックや病院への通院にかかる飛行機代も対象内。(ただしツアー代金はNG)
(引用: 国税庁NATIONAL TAX AGENCY「よくある質問」より)
不妊治療に関わる文書料
別の病院やクリニックで治療を受ける必要がある場合の紹介書など、健康保険が適用される場合の文書料は対象内ですが、助成金申請用の書類発行手数料は対象外です。
必要なものかどうか
不妊治療にかかった漢方
不妊治療のために購入した漢方薬の費用は対象となります。
(健康維持&病気予防のためのものはNG)
不妊治療のためにかかった鍼灸などの費用
不妊の直接的な治療のための施術であれば対象となります。
【対象外】医療費控除に適用されないもの
ドラッグストア、薬局で購入した排卵検査薬や妊娠検査薬は対象となりません。
これらは治療に直接的に必要な医薬品とは認められていないからです。
ドラッグストア、薬局で購入したサプリメントは、不妊治療を目的として購入したものでも対象外。
医療費控除は基本的に、予防のためのものは対象外となるためです。(医師から処方されている場合は対象内)
OK | 【例】風邪薬 |
---|---|
NG | 【例】サプリメント |
【確定申告】領収書の提出について
平成29年度より医療費の領収書を税務署に提出する必要がなくなりました。
そのかわり、各々で5年間保管する義務があります。
この期間に税務署から問い合わせを受けることは滅多にないかと思いますが、『高額な医療費について税務署から電話があった』という投稿をSNSで見かけたことがあります。
まとめ
保険適用分も保険適用外(自費)の高額な不妊治療費もしっかり確定申告してがっちり還付金を受け取りましょう。
※判断に困った場合は最寄りの税務署にお問い合わせされることをおすすめします。(どうか漏れのなきように、、!)
不妊治療には助成金制度もありますので、これも使わない手はないです。
条件や内容は地域によって違いますので各自治体にご確認下さいね。
ただでさえストレスフルな不妊治療です。
この記事で確定申告のストレスを少しでも軽くすることができたなら幸いです。